第13回模擬国連会議北陸大会

議題概説




子どもの権利に関する議論は第
2次大戦後に興隆した。国連総会においては1959年に「子どもの権利宣言」が採択され、さらに長い年月の議論を経て1989年に「子どもの権利条約」が採択された。その後、ユニセフの全面的バックアップを受けて「子どものための世界サミット」、「国連子どものための特別総会」が行われ、現在では、国連総会に「子どもの権利の促進と保護(Promotion and protection of the rights of children)」の議題が設けられ、子どもの権利の議論が重ねられている。

しかし、世界の現状は議論を待っていられないほど深刻なものとなっている。

今回とりあげる児童労働はそのひとつである。児童労働は貧困や地域の経済格差が主な原因と言われ、家計を助けるために子どもが経済活動に従事することが多い。

国際労働機関の発表によると、世界には家事労働などを含まない児童労働に21800万人もの子どもが従事している。日本の人口が12000万人であることを考えると、この数がいかに多いかが分かるだろう。

児童労働はアジア・アフリカ地域など発展途上国において多く存在するが、それは他の地域にとって無関係というものではない。安い労働力を求めて先進国の企業が進出し、そこで子どもが働かされているという先進国による影響も見逃せない問題である。

また、劣悪な環境下における児童労働は心身に悪影響を及ぼす場合が多く、命を落としてしまうことや二度と働けない状態になる子どもも存在している。

子どもの健康、教育など様々な権利を守るために、各国政府、国際機関、NGO、各団体が協力し、児童労働の早期解決を図らなくてはならない。

今、この瞬間も権利が侵害されている子どもがいる。あなたはこの現状から何を感じ、何を考えますか?あなたにもできることはないでしょうか。一度正面から受け止め、考えてみてください。

                           第13回模擬国連会議北陸大会

                               会議監督  杉浦宏紀




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